各種イベント・コンクール

わが家のリフォームコンクール (平成27年度)

ゆとりある住まいづくりにつながる住宅リフォームの普及・促進を図るため、リフォーム工事の水準向上に寄与し、今後の増改築の参考となる優秀な事例を表彰しています。

すまいる愛知賞 
愛知県知事賞 シンプルハウス
[設計者・施工者]
平井 真弓(リファイン緑丘)
名古屋市長賞 「あじまの家」改修プロジェクト
[設計者]
柳沢 究、菅沼 昂志、徳森 寬希、諸岡 徹、高田 宙、岡田 一輝(名城大学柳沢研究室)
[施工者]
中村 武司(㈲工作舎中村建築)
[建築主]
神野 照敏
(独)住宅金融支援機構
東海支店長賞
家族をツナグ、家でツナガル
[施工者]
松井 梨紗(㈱レオック 田原かや町店)
(独)都市再生機構
中部支社長賞
まちの丘
[設計者]
藤井 雄一朗(アルヒフト建築設計事務所)
愛知県住宅供給公社
理事長賞
星ヶ丘のリノベーション
[設計者]
林 伸嘉(エクリアーキテクツ林伸嘉建築設計事務所)
[建築主]
漆崎 公(Carafe)
名古屋市住宅供給公社
理事長賞
hutarigurashi
[設計者]
髙木 英恵(㈱桶庄reno-cube)
特別賞
酒井 亮憲(studio[42])
安藤 建吾(安藤建吾設計事務所)
梶浦 博昭(梶浦博昭環境建築設計事務所)
入選
平井 邦枝(㈱桶庄 モアリビング アイ・スタイル)
宇佐見 寛(アトリエ ルクス 一級建築士事務所)
渡部 一博(アイシン開発㈱「アイシンリブラン」)
吉橋 秀彦(トヨタホームリフォーム㈱)

講評

審査委員長 松山 明(中部大学准教授)

 本年度は、過去最多の応募数であった昨年度と比べ減少したものの、優れた作品が多く、次のような特徴がありました。

  1. 木造と非木造の割合では非木造が上回り、民芸的な古民家のリフォ-ムは少なくなりました。一戸建てと共同建ての割合は2対1と昨年並みでしたが、共同建てでは、お気に入りの街に立地する築20~40年程度の中古マンションを取得し、nLDKのステレオタイプな間取りを自分たち家族の生活スタイルにあわせてワンルーム化したり、水回りをまとめたコアを在宅ワ-ク用の職空間と住空間との間に配置し三分割の明確なゾーニングとするなど、設備・水回りや居室の構成も根本から変更する大規模なリフォームが多く、すっかり定着した感があります。また、空き家化していた店舗併用住宅の専用住宅へのリフォ-ムも見られました。空き家対策としてもリフォ-ム市場の活性化が大きな役割を果たすことが期待されています。
  2. 肩肘を張った「省エネ」ではなく、「陽射し・自然光」を住戸内各室に取り入れ、「風」が住戸内を通り抜けることができる自然環境との共存を図る作品が多くありました。
  3. リフォ-ム工事に施主によるDIYを積極的に取り入れた作品や木造建築を学ぶ教育的効果を期待した学生による施工など、平面プランニングではなく改修過程が高く評価された作品がありました。
  4. 超高齢社会にあっては、バリアフリ-、ユニバーサルデザインが当然になってきました。
    二世帯住宅・三世代住宅も子供達が独立した夫婦だけの住宅であっても、団塊の世代がそろそろ後期高齢者に近づいていく中で、さらに深化が求められています。
  5. 耐震的にも不安な老朽化ブロック塀を撤去したり、大きく育った緑をあえて伐採するなど外構部分への提案もありました。室内への採光確保だけでなく、多発している住宅侵入盗犯罪に対し、自然な人の目による防犯対策として注視されます。
  6. 収納空間を増やすために、小屋裏収納、小上がりの床下収納、ウォークインクロ-ゼット、造作家具、壁面収納などの工夫がなされた作品が多くありました。住宅の広さが平面m²ではなく空間量m³で現わされる時代を予感させられました。

参考

対象 

愛知県内で平成25年2月から平成28年1月までの間に工事の完了した、住宅のリフォーム(増築、改築、模様替えなど居住環境の改善のために行った工事)

応募資格 
住宅のリフォーム工事の設計者、施工者または建築主(連名も可)
応募点数 
48点
審査委員(敬称略) 
委員長松山 明中部大学准教授
委 員朝岡 市郎(公社)愛知県建築士事務所協会会長
杉原 尚子(公社)愛知建築士会女性委員会委員長
青木 正樹愛知県建設団体協議会技術委員
浅井 靖典あいち住まいるフェア特別委員会委員長
宮田 直子インテリアコーディネーター
毛利 志保 三重大学助教

歴代受賞一覧

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