各種イベント・コンクール

わが家のリフォームコンクール (平成29年度)
すまいる愛知賞
住宅金融支援機構 東海支店長賞
古民家を耐震改修。「古」と「新」が調和した西尾の家

[設計者・施工者]
 足立 拓哉(アイシン開発㈱「アイシンリブラン」)

テーマ:家族の歴史が刻まれ、様々な思い出が宿っている、希少な構造材の数々、これらを現代に残す。
概要:老朽化を危惧され、西尾市が推進している耐震診断を受けられました。耐震診断の結果は「倒壊する恐れが高い」。建て直すかリフォームするか、迷われていましたが、古民家の趣ある風情を残しつつ、耐震性と快適性を高める方向でリフォームを選択されました。

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講評:審査委員 川野 紀江

倒壊する可能性が高いと診断された築90年の古民家をコンクリート基礎にするとともに、不要部分の減築や屋根材の軽量化、壁材の補強により耐震性を確保している。2階の床材を撤去することで梁・小屋組をみせ、また、従来の田の字型プランを生かしたフレキシブルな平面構成により、開放的な空間を創り出している。歴史を継承する貴重かつ重厚な構造材や建具などの「古材」と、改修で新たに使用されたサクラやシナベニアなどの明るい色調の「新材」が調和し、古民家リフォームの好例として評価された。

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