知ってよかった!住まいの知識

子育てを家族で支える三世代同居・近居

愛知県は、大都市圏の中では出生率が高く、自然豊かでゆとりある住環境が形成されているとともに、三世代同居・近居が多いなど、子育て期に家族の支援が受けやすい環境があることが強みとなっているからと考えられています。

一方で、子育て中の親の孤立感や負担感が大きいことが、妊娠、出産、子育ての制約になっていることがあると指摘されており、大家族で、世代間で支え合うライフスタイルを選択肢として広げるため、三世代同居・近居をしやすい環境づくりが推進されています。

三世代同居とは?

三世代同居とは、子育て世帯(夫婦と子)とその親の世帯が、ひとつの住まいに同居することです。ひとことに同居といっても、様々な住まい方があります。

  • 玄関・台所・風呂等がすべて共用の場合
  • 玄関は共用で、台所・風呂等は世帯毎に設けられている場合
  • 玄関・台所・風呂等が各世帯に設けられている場合 ……………… など
第27回すまいる愛知住宅賞「羽根北の家」

左の写真は、そうした住まいの一例です。玄関は共用ですが、台所・居間は、それぞれの世帯に設けられています。引戸を開くことによって、三世代で食卓を囲むことができるように工夫されています。

内閣府の調査によると、8割近くの人が、子どもが小学校に入学するまでの間、親世帯(子からみた祖父母)の手助けを受けることが望ましいと回答しており、「子どもの話しや遊び相手をする」、 「子どもに自分の経験や知恵を伝える」、「日常生活上のしつけをする」といった役割が期待されています。

現在、国では、こうした住まい方を支援するための助成・減税制度を設けています。また、県内の市でも、三世代同居を支援するための助成制度を設けているところがあります(平成28年10月時点)。助成対象となる工事の種類(新築、増改築、リフォーム)等の条件がそれぞれ異なりますので、詳細につきましては、各窓口にお問合せください。

(主な支援制度)

三世代近居とは?

近居割

ライフスタイルの違いから、同居はちょっと……」という方には「三世代近居」についても推進されています。

三世代近居とは、子育て世帯と親世帯が隣接ないし近接して居住することです。三世代近居についても、様々な支援制度がありますので、是非、活用をご検討ください。

(主な支援制度)
  • UR賃貸住宅―近居割
  • 犬山市ふるさと定住促進サポート事業
  • 小牧市三世代同居・近居住宅支援事業
  • 豊明市同居・近居に係る固定資産税補助事業
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