わが家のリフォームコンクール(平成19年度)

 ゆとりある住まいづくりにつながる住宅リフォームの普及・促進を図るため、リフォーム工事の水準向上に寄与し、今後の増改築の参考となる優秀な事例を表彰しています。

すまい愛知賞  
  愛知県知事賞 梁と住まう
<設計者>笠原 千秋/(株)リビングサーラ 
  名古屋市長賞 四本木の長屋
<設計者・建築主>小田 典夫/タイムズ一級建築士事務所
  (独)住宅金融支援機構 東海支店長賞 百年の旧家を守り次の世代へ
<設計者・施工者>榊原 千恵美/リファイン矢作
  (独)都市再生機構中部支社長賞 民家再生の一歩 いろり付き茶室
<設計者>三井 富雄/モモ アーキテクツ
  愛知県住宅供給公社理事長賞 Entrance45° 〜土間のある生活〜
<設計者>宇佐見 寛/アトリエ ルクス 一級建築士事務所
  名古屋市住宅供給公社理事長賞 思い出がつまった家
<設計者>後藤 晃範/圓 空間設計工房
     
特別賞 大西 美智子
穴井 冨士男
八田 真助
入選 NPO法人 矢作川流域材で家を造る会・ (株)小幡建設
武山 雅和
岡本 里絵
木下 千鶴
講評
審査委員長 小川正光(愛知教育大学教授)
  我が国の住まいの方針を示す「住生活基本法」(平成18年施行)が目指すのは,今までの住宅ストックを改善して大切に活用する方向です。このコンクールに応募された数年間の作品について,リフォーム時における新築後の築年数を集計してみましたが,25〜30年が多く,この数字は,我が国の住宅の寿命と,ちょうど一致していました。住宅が古くなり,不満が出てきても,建て替えるより,リフォームして長く使い続ける社会へと,確実に変化しているのです。
  本年度の応募作品は55点で,昨年度より増え,工事内容のレベルも向上し,図面の説明も入念になってきているため,じっくり読み取りながら審査しました。すべての作品から,住み手と設計者,施工者が協力し,今までの住宅を大切にしながらリフォームし,その結果に満足しておられる様子がうかがわれ,楽しく審査させていただきました。
  本年度は,次のような点が特徴でした。それぞれが,今後も求められるリフォームの方向を示していると思います。
  (1)古い民家を再生する作品が,多く見られました。太い木組みを耐震補強しながら活かし,新しい生活様式や設備と調和させる手法は,定着しました。(2)省エネ,エコライフなど,環境と調和した設備や,自然素材を活用して健康に配慮した住宅が,増えてきています。(3)台所,浴室,洗面,便所などの設備部分は,汚れが目立ち,機器も急速に変化するため,ほとんどの作品で改善されていました。台所は,団らん部分と一体化するのが,近年の傾向です。大きく手を加えることなく,機能的で落ち着ける計画が望まれます。C退職後の夫婦生活を楽しむ,小規模で個性的なインテリアの工夫は,微笑ましいものでした。
  また,施工者だけに頼むことなく,住み手が自ら参加し,古い材料を活用しながら,日曜大工の延長で工事するリフォームが見られました。今後,増えることが望まれる例です。

参考

  委員長 小川 正光 愛知教育大学 教授
  委 員 岡田 利一 (社)愛知県建築設計事務所協会 会長
   〃 高橋 啓子 愛知江南短期大学 教授
   〃 内藤 惠子 (社)愛知建築士会女性部会部長
   〃 中野 祥司 愛知県建設団体協議会 愛知県建設組合連合技術部長
   〃 宮田 直子 インテリアコーディネーター
   〃 山北 康雄 ハウジング&リフォームあいち2008特別委員会委員長

各年度の表彰結果

           
  平成13年度 平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度
  平成18年度 平成19年度平成20年度平成21年度 平成22年度
  平成23年度